フィッシングスクール グラント オヤジのつぶやき。

昨日お見えになった、お客様。
以前にも、家族全員でお越しになったことがある。
あれこれ、仕掛やらエサやら、躊躇無く、たくさん手に持っておられ、確か以前も同じようだった、と、おっちゃんは記憶していた。
大家族だから、多く物を買う、というのではなしに、せっかく皆で遊びに来たんだから、出来るだけ楽しく遊ぼうという物の考えと見受けられる。
とても楽しそうで、何をするにしても、せいいっぱいやろうとする意欲すら感じられた。
これが夫で、これがせがれで･･･と紹介してくれて、きっぷの良い、全く所帯やつれのない、はつらつとした奥さんだった。
家族皆も、とても楽しそうで、いい家庭だなぁ、と、おっちゃんも幸せな気分になった。
差し上げた、ちょっとしたお土産でも、
「今日は釣れなくてもいいや。
ここで釣れちゃったから、これ、クーラーに入れとこう！！」
と、とても喜んでくれた。
”きっと、この人たちは、全てを前向きに考えて進んでいく人達なんだろうなぁ”
と考えながら送り出し、その後、
「バラバラな家族が多い中、いい家庭なんだなぁ」
と、娘と話していた。

朝から、気持ちの良い思いをさせてもらって、今日は良い日だ、と思っていたら、気持ちの良い事は重なるもので、
「おやじ、朝飯･･・」
と、はじめが朝マックを持ってやってきた。
「お父さん、朝ご飯」
と、妻がおにぎり。
そして、娘までが、
「父ちゃん、弁当」
と持ってきて、昨日は3つの朝ご飯が集まった。
さすがに、3人前は食べられなかったが、気持ちだけは全部受け取り、腹(胸)いっぱい。
「まだまだ、がんこおやじも捨てたもんじゃないな」
と、自分で悦に入っていた

そんな所へ、雄平がやってきて、朝飯のお相伴にあずかり、
「今日は夜から伊豆に行くんで、エサを買いに来ただけだけど、もし成島さんが来たら、一緒に釣りをするんだ」
と言って、待つ事3時間余り。
結局成島は現れず、
「今日はきっと、奥さんと買い物かな･･･」
と、あきらめて帰っていった。

ところが、雄平が帰って15分後に、
「これから釣りに行くぞ」
と、成島が入って来て、雄平の事を話したら、とても悪がっていた。
そんなもんなんだな。
タイミングって、面白いなぁ

雄平に悪いなぁ、と言いながらも、エサを作り、年金波止場に出掛けて行った。

夕方になり、朝、エサを買って行ったほとんどのお客さんが、釣果報告に来てくれたが、大漁の人もいれば、全くダメだった人も、色々･･･
その中で圧巻は、高橋親子。
25ｃｍオーバーのタナゴ７～8枚を筆頭に、クーラーいっぱいになるほどの大漁。
小学生のボウズは、おっちゃんと同じように、磯でグースカ昼寝をする、なかなかの大物。
とてもうれしそうに釣果報告をして帰っていった。

とにかく、楽しい一日だった。
孫も来たし･･･